ランゲルハンス細胞を元気にするのが免疫美容
Posted on | 3月 14, 2018 | No Comments
前回、汗や皮脂によって生成された、弱酸性の天然保湿成分(NMF)の働きについて紹介しました。今回は表皮に存在するランゲルハンス細胞について説明します。
ランゲルハンス細胞が肌の免疫をつかさどる重要な役目を担っています。免疫美容の核心ともいえます。
ランゲルハンス細胞には無数の樹状のレセプターがあり、そのレセプターがウイルスや細菌、カビ、紫外線などの侵入を感知します。ランゲルハンス細胞が外部からの侵入を感知すると、その情報を伝達し、これらの侵入を防ぐ防御細胞の活動を促します。こうして健康な肌が保たれます。
免疫美容は、肌の健康の鍵ともいえるランゲルハンス細胞を活性化させる美容法で、ランゲルハンス細胞はペプチドアミノ酸と結びつくことで活性化します。ペプチドアミノ酸を使ってランゲルハンス細胞を元気にし、健康な肌を保つのが免疫美容です。
ランゲルハンス細胞が衰えると皮膚にさまざまな症状が現れます。乾燥肌、クスミ、シミ、シワなどです。ランゲルハンス細胞が衰える原因はいくつかあります。加齢、紫外線、ストレス、活性酸素、酸性洗剤や化粧品の長期使用などです。
加齢、ストレスなどは避けられない面もあります。紫外線は工夫をすればある程度は遮断できます。ところが、酸性洗剤や化粧品は最小限使用していればいいものを、化粧品メーカーの巧みな宣伝もあって過度に使用しているのが現状です。
キレイになろうと思って、高いお金を払って使っている化粧品が貴女の肌を傷めているのです。
こんな現状を看過することはできません。次回からはいま貴女が使っている化粧品がいかに肌によくないか、健康な肌を損ねているかを具体的に紹介します。
【ランゲルハンス細胞のイメージ図】
NPO法人日本免疫美容協会は、肌の健康に関心を持つ方を対象に『免疫美容』の考え方に関するセミナーや講演会を開催しています。
タグ: ランゲルハンス細胞, 免疫美容, 天然保湿成分