停滞する美容業のの景況感 <DI調査 2015年第4四半期>
Posted on | 5月 17, 2016 | No Comments
日本政策金融公庫は2016年4月27日、「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2015年第4四半期)を発表した。美容は採算が前期より好転した以外は悪化した。
5指標を総合した数値の4期平均移動線をみると、美容業は3期連続して悪化した。一時、生衛業種のDIを牽引するほど景況感がよかった美容業だが、再び停滞状況になった。
理容は利用客数は前期より改善したが、他は悪化した。しかし、前年同期比は改善しているため、5指標の4期総合平均移動線は好転した。好転したとはいえ、いままでが悪すぎたともいえる。
【理容業のDI】
売上:-33.7
採算:-9.3
業況:-31.6
客数:-36.7
単価:-14.9
【美容業のDI】
売上:-30.4
採算:-5.1
業況:28.0
客数:-36.9
単価:-16.9
DI=良い(増加、好転、黒字)-悪い(減少、悪化、赤字)
経営者の実感を調査したもので、イメージ的な面が反映されやすい。
調査時期:2016年3月上旬
有効回答企業:理容367企業、美容429企業
タグ: DI, 日本政策金融公庫, 景気動向調査