回復の足取り重い美容業<DI調査 2015年第1四半期>
Posted on | 9月 5, 2015 | No Comments
日本政策金融公庫は2015年8月31日、「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2015年第1四半期)を発表した。美容業の景気動向は、採算が3期ぶりにプラス域になったが、前年同期では-1.8ポイント悪化しており、回復の足取りは重い。
4期平均移動線をみると緩やかながら改善しているのが分かる。不況は理容業ほど深刻ではない。
今期は採算がプラスになったが他の指標はマイナス域にとどまったまま。前年同期でも採算と客単価が悪化。利用者の低価格志向が続いている。
DI:今期:前年同期比
売上:-19.7:4.8
採算:0.7:-1.8
業況:-15.0:3.1
客数:-29.9:2.7
単価:-8.1:-0.8
DI=良い(増加、好転、黒字) -悪い(減少、悪化、赤字)
経営者の実感を調査したもので、イメージ的な面が反映されやすい。
調査
時期:2015年6月上旬
有効回答企業:理容375企業、美容434企業
タグ: DI, 日本政策金融公庫, 景気動向調査