美容業の景気は緩やかながら回復
Posted on | 10月 5, 2012 | No Comments
美容業のDIは「客単価」が▼27.3と前期比より悪化したが、それ以外の「売上」、「採算」、「業況」、「利用客数」はいずれも改善し、美容業の景気は緩やかながら回復に向かっている。
日本政策金融公庫・国民生活事業本部・生活衛生融資部は平成24年度第一四半期の「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」より(2012年9月26日発表)。
「売上」は▼34.4で前期比より4ポイント、「採算」は▼4.3で同6ポイント改善した。
「業況」は▼12.6で同28ポイント、「利用客数」は▼36.3で同12ポイントと大幅に改善した。
その一方で「客単価」は前期比5ポイント悪化し、デフレ経済下、顧客の低価格志向が及んでいるのがわかる。「客単価」DIは平成20年度第4四半期から平成22年度第3四半期までの8期連続して▼30台だったのからみると、やや改善している。
今期DIでは「採算」が「0」に近づいたが、すべての指標が▼(マイナス)域にあり、美容業の景気が改善しているとはいえ、完全な景気回復まではほど遠い。
【調査】
時期:2012年7月中旬
方法:戸別訪問面接
対象:3281企業(理容352企業、美容422企業)
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DI:良い(増加、黒字、好転)企業割合 - 悪い(減少、赤字、悪化)企業割合
タグ: 日本政策金融公庫, 生活衛生関係営業の景気動向等調査, 調査