業況は改善するも客単価は▼30を超す 依然厳しい理容業の経営
Posted on | 10月 4, 2012 | No Comments
理容業の「業況」DIが前四半期に比べ30ポイント以上改善した。しかし、「売上」、「採算」、「客単価」のDIは逆に悪化した。
日本政策金融公庫・国民生活事業本部・生活衛生融資部は平成24年度第一四半期の「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」より(2012年9月26日発表)。
「業況」判断は経営者の主観が入るため、大きく振れる傾向があるが、平成24年度第1四半期は前期に比べ、大幅に改善した。しかし、その一方で「売上」は5期ぶりに▼50を割り込むなど、経営の実態は停滞している。
「採算」は前期比1.2ポイント、「客単価」は同5ポイントそれぞれ悪化した。「客単価」にいたっては、数値が公開された平成17年度第3四半期以降、初めて30を超した。「利用客数」は約5ポイント改善したが、▼50に近いままで状況は厳しいままだ。
【調査】
時期:2012年7月中旬
方法:戸別訪問面接
対象:3281企業(理容352企業、美容422企業)
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DI:良い(増加、黒字、好転)企業割合 - 悪い(減少、赤字、悪化)企業割合
タグ: 日本政策金融公庫, 生活衛生関係営業の景気動向等調査, 調査