美容室への支払金額　１５％が１万円以上、理容は４割が「１０００円～１９９９円」

Posted on | 8月 5, 2012 | No Comments

理美容店への１回当たりの支払額は、理容店と美容室では大きな差があり、美容室への支払額が高い。１万円以上支払った割合は理容は１％にも満たないのに対し､美容室は１４．８％だった。

日本政策金融公庫の消費者意識調査より。
理美容サロンで１回当たり支払う金額（店販などの商品販売の金額は除く）の調査。

【理容】
理容の最多は「１０００円～１９９９円」で４０．２％と半数近くに達する。理容（総合調髪）料金は３５４２円（２０１２年６月）なので、総合調髪の施術を受けている人は利用者の半数以下と推測される。
メニュー上の料金は横バイのままだが、利用者の支払う金額は減少しており、不況状態にあることがわかる。

理容料金の３５４２円を含む「３０００円～３９９９円」は２１．９％で、２位だった。

【美容】
一方、美容は「３０００円～３９９９円」が最多で２０．４％。
（なお、元調査では１０００円刻みで調査されているが、ここでは５０００円～９９９９円をまとめて表記した。）
美容の場合、理容と違い、各金額層にばらけている。利用者は、多様なメニュー多様な料金から選択して施術を受けているようだ。

とくに注目したいのは「１００００円以上」支払った利用者が１４．８％おり、美容室の高付加価値メニューにも多くの需要があるのがわかる。

（単位：％)

【調査概要】
調査時点：平成 24 年２月
消費者意識調査
最近１年以内に理容店・美容店を利用した全国の消費者
理容：2,741 人（男性 1,617 人、女性 1,124 人）
美容：2,715 人（男性 1,043 人、女性 1,672 人）
インターネットによるアンケート調査

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