美容業の経営実態 男性6割、年齢は30代が36%、業歴は3年未満が4割、従業者は平均4.7人
Posted on | 7月 28, 2012 | No Comments
美容業の経営実態は、「男性6割、年齢は30代が36%、業歴は3年未満が4割、従業者は平均4.7人」
経営者の年代、業歴(開業経過年数)はバランスよく散らばっているが、従業者数は半数近くが2人以下で零細な業界だ。経営者の年代では70歳代・80歳代も合わせて5%を数え、高齢になっても働ける仕事である。そんな美容業の実態が日本政策金融公庫が2012年2月に行った調査から明らかになった。
○経営者の性別
従業者は女性が多い美容業界だが、経営者となると、6割が男性だった。
男性:女性=61:39
○業歴
業歴は4割近くが「3年未満」で業歴の短い経営者だった。
「1年以上~3年未満」が最多で31%、「1年未満」が7%、合わせて38%が開業3年未満になる。
「10年以上20年未満」17%、「20年以上30年未満」16%、「30年以上」21%あり、業歴年数はバランスよく配分されている。いったん開業したら長期にわたり継続して営業できる業界であるのがわかる。
「30年以上」も21%あり、一般だったら定年を過ぎた年齢の高齢の経営者も少なくない。
○経営者の年齢
「30歳代」が最多で36%。経営者の三分の一以上が30歳代以下の若い経営者である。
「40歳代」24%
「50歳代」18%
「60歳代」16%
経営者の年齢は、業歴との相関しているのがわかる。
また、「70歳代」4%、「80歳代」1%おり、高齢になっても元気であれば働けるのが美容の仕事である。
○従業者数
従業者(本人、家族従業員、正社員、パート、アルバイト)の数は、最多は「2人」の24%で、「1人」(経緯者一人)も22%あり、半数近くは経営者もしくは経営者プラス1の零細店である。
「3人」19%
「4人」12%
「5人」7%
「6人~10人」9%
「10人以上」9%
平均は4.7人だった。
【調査概要】
調査時点:平成 24 年2月
経営実態調査
日本政策金融公庫(国民生活事業)の取引先
理容業:1,510 企業、回答数 755 企業(回答率 50.0%)
美容業:1,459 企業、回答数 593 企業(回答率 40.6%)
郵送、無記名によるアンケート調査
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