理容美容景況(2011年第2四半期) 全般に悪化
Posted on | 11月 10, 2011 | No Comments
日本政策金融公庫は2011年11月10日、「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」2011年第2四半期(7月~9月)を発表した。第1四半期は東日本大震災発生後にもかかわらず、対前期比でプラスに転じたが、今期は全般に悪化した。
理容美容とも売上、採算、業況で前期より悪化。利用客数、客単価では理容の客単価が好転した以外は悪化した。また、投資実績も前期比より落ち込んだ。
理容美容の景況は、以前として低迷した状況にあるといえる。
2011年第2四半期・理容業美容業の景況は次の通り。
売上(DI)
理容/-37.4
美容/-36.8
採算(DI)
理容/-7.6
美容/-13.2
業況(DI)
理容/-25.2
美容/-29.3
利用客数(DI)
理容/-43.6
美容/-48.3
客単価(DI)
理容/-20.4
美容/-29.3
投資実施(%)
理容/5.9
美容/5.8
また「経営上の問題点」では
理容美容とも
「顧客数の減少」をあげる経営者が約7割と圧倒的に多い。これはこの調査をはじめて以来の傾向で、理容美容業界は全体としてオーバーショップ状態なのが伺える。
ついで「客単価の低下」で、これは3割の経営者が問題点として回答している。
【調査】
調査時点 2011年9月
調査方法 郵送
調査対象 生活衛生関係営業3163企業
・理容業353企業
・美容業416企業
DI=良いと回答した企業割合 - 悪いと回答した企業割合
タグ: 日本政策金融公庫, 景況判断