あなたの強みを知るのは、お客様に聞くのが一番
Posted on | 7月 13, 2025 | No Comments
14、事業計画書を書くときの顧客のニーズ調査はどうするか その2
前回にひきつづき、顧客ニーズについてお伝えします。
後編として「顧客ニーズ」を分けたのは、顧客ニーズに応えることができるのが、あなたの「強み」になるので、「強み」を的確に表現できる方法にもなるからです。
あなたは、ご自身の強みを、自分の思い込みで書いてませんか?
強みは、お客様に聞くのが一番正確です。
まず、お客様アンケートを実施し、そこから、顧客ニーズを満たすあなたの強みをピックアップしましょう。
アンケートは自由記入方式で書いてもらいます。
自由記入してもらった文章を分析するのですが、ここでは、例で、ご案内しましょう。
お客様の声がこういう風な内容だったとします。
「以前は、毎朝出かける前に、左の首の後ろがはね気味なのをいつも気にしてワックスで押さえたり、小手を使ったりしていたけれども、駅のトイレで鏡を見るとすでにはねていて、いつもがっかりし、手をいつも後ろにやってたと。でもここでお世話になるようになってから、カットしてもらって次のカットでお世話になる前までの間、左の後ろの羽でがっかりしたことはなく、今では朝に羽を治す手間もなくなりましたと。とても快適です」
こんなお客様の声から何がひろえるのか、みてみましょう。
・以前のお客様のお悩み
あなたに出会う前に、お客様が悩んでいた点がわかります。気にしていたところを書いていただいてます。
実は、ここが、顧客ニーズにあたります。
つまり癖で悩んでいた朝のスタイリングが上手くいってない、これが顧客ニーズになります。
・あなたの強み
お悩みを解消できる技術やサービスが、あなたの強みになります。
ハネが無くなって朝が快適になる技術が、あなたの強みになるわけです。
以上のように、一つ一つお客様の声を見て、お客様の言葉をひろいあげます。
もし、お客様の声が50通あるなら、50通すべてこの分析をやります。
以前、何に悩んでいたのか。
で、あなたはそのお客様の悩みをどうやって解決したのか。
顧客のニーズ
そしてあなたの強み
これがお客様の声から拾い上げることができれば、事業計画書の中にも、これを書くことができます。
たとえば、上記を例にとると、ショートカットが得意。癖を抑えるカットが得意。朝のお手入れを無くすぐらいの、スタイリングがしやすいヘアスタイルを作るのが得意。これがあなたの強みになるわけです。
日本政策金融公庫からは、理美容業で創業するときの、計画書の作成見本をあらかじめつくってくれています。(理美容業の記入見本 https://ribiyo-news.jp/?p=46653 )

顧客ニーズは、あなたの想像だけで書く欄ではありません。
そして、あなたの強みや売りのポイントも、勝手に思いつきで書かないでくださいね。
次回は、強みを活かしたサービスをつくることについておおくりします。
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