皮膚科医の62%がヘアカラーの受診件数が増加と回答
Posted on | 7月 11, 2024 | No Comments
皮膚科医の62%が「直近3年以内でヘアカラーに関連した医療機関の受診件数に変動はありますか?」の質問に「増えた」と回答。ヘアカラーに関連した受診件数は、近年増加傾向にあるようだ。
業務用美容関係商品の製造販売を手掛けるムーランエムーランが全国の皮膚科医を対象に「ヘアカラーアレルギー」に関する調査を行い、その結果を2024年7月10日発表した。n=504。
ヘアカラーに関連した医療機関の受診件数が増えた要因は?
・成分が日本人にあわない(20代/女性/神奈川県)
・ヘアカラーの薬剤での皮膚アレルギーの増加(40代/男性/愛知県)
・自宅で毛染めをする方が増えたため(40代/男性/埼玉県)
・ヘアカラーをする人が増えていることと、アレルギー体質の人が増えてきていること(50代/女性/東京都)
などの皮膚科医のコメントを紹介しているが、ヘアカラー人口の増加とアレルギー体質の増加が背景にあるようだ。
また、自身のアレルギー体質に気づかずに症状を長引かせてしまう人が多いと感じる皮膚科医は9割を超える。
アレルギーの予防についても質問(上位2つまで)しており、「皮膚科医に相談する(48.0%)」「事前にパッチテストをする(32.5%)」「ノンジアミンタイプのヘアカラーをできる限り使用(28.6%)」の順だった。
なお、ヘアカラーの製造メーカー団体で組織する日本ヘアカラー工業会は
・ヘアカラーでかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。
・ヘアカラーはアレルギー反応をおこすことがあります。
・皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を毎回必ず行ってください。
と注意喚起している。
<調査概要>
「ヘアカラーアレルギー」に関する調査
・調査期間:2024年5月27日(月) ~ 2024年5月28日(火)
・調査方法:リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
・調査人数:504人
・調査対象:調査回答時に皮膚科医と回答したモニター
・調査元:株式会社ムーランエムーラン(https://m-moulin.jp/)
タグ: ヘアカラートラブル, ヘアカラー調査, 皮膚科医