ヘアロス当事者の実態を調査 ASPJ
Posted on | 4月 9, 2024 | No Comments
抗がん剤治療の副作用や円形脱毛症、先天性乏毛症、抜毛症などによるヘアロス当事者を対象にした実態調査が実施されている。
特定非営利活動法人Alopecia Style Project Japan(以下:ASPJ)が調査に着手した、と2024年4月9日発表した。
15歳-65歳のヘアロス者を対象にした調査で、「見た目に症状がある方々が経験する美容体験の障壁を浮き彫りにし、社会的認識を改善し、ヘアロス当事者が社会に積極的に参加し、美容業界の提供するサービスを、誰しもが安心して享受できる環境を実現する」ことを目指す、という。
<調査概要>
調査期間:2024年4月3日(水)から2024年4月26日(金)まで
調査方法:webアンケート https://forms.gle/ozWEjAvXCYDpuhUg9
調査の背景
ASPJはヘアロス当事者の中にはウィッグを使用している人が多く、強い照明下での露出、髪を束ねられること、また至近距離での生え際の観察などに対して抵抗を感じているのではないかという仮説を立てています。
この調査を通じて、このような状況に対する当事者の感情や対応を詳細に理解しようとしています。
また、ヘアロスを含む「見た目に症状」がある方々が、コスメカウンターや美容サロンなどで感じる生きづらさを明らかにし、これらの環境がどのように改善されるべきかを明らかにする必要があると考えました。このアプローチは、見た目に関する症状を持つ全ての人々にとって、より包括的で快適な美容体験を提供することを目的としています。
ASPJ
Alopecia Style Project Japan(ASPJ)は、毛髪の症状を持つ人々とその家族のための支援と啓発を目的とした特定非営利活動法人。教育、啓発活動、支援プログラムを通じて、ヘアロス当事者が社会で自信を持って活動できるようにサポートすることを活動目標にしている。
タグ: ASPJ, ヘアロス, 実態調査