理容業美容業とも客数減少し業況DI悪化
Posted on | 2月 5, 2024 | No Comments
生活衛生関係営業の景気動向等調査(2023年10~12月期)
日本政策金融公庫は2024年2月1日、「生活衛生関係営業の景気動向等調査(2023年10~12月期)」を発表。理容業美容業の業況判断(DI*)はコロナ禍だった前年同期を上回ったものの前期比はマイナスとなり、回復の足取りは鈍い。
今期の業況判断は、理容業-18.1(前期比-15.5,前年同期比12.1)、美容業-13.5(同-6.1,同9.9)だった。前期まではコロナ禍から緩やかな回復基調にあったが、今期は前期を下回り悪化した。美容業の客単価が前期を上回った以外は、理容業美容業ともすべての指標で前期比マイナスだった。
ただすべての指標は前年同期を上回っており、コロナ禍からは回復しつつあるのは確かだが、順調にはいっていない。
業況の来期見通しは、今期よりやや改善する数値となっている。
今期はとくに「利用客数」が悪化し、理容業-25.8,美容業-30.1だった。利用客数の減少が売上の減少につながり、業況悪化の判断に至ったのがうかがえる。
*DI=「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた数値
<調査概要>
調査時点:2023年12月中旬
調査方法:訪問面接調査
調査対象:生活衛生関係営業 3,290 企業
有効回答企業数 3,142企業(回答率 95.5%)
理容業420企業
美容業459企業
タグ: DI調査, 景気動向調査