規制と振興方策を連携強化　生活衛生関係営業の振興に関する検討会　第一次報告書

Posted on | 1月 21, 2011 | No Comments

「生活衛生関係営業の振興に関する検討会」の第6回検討会が2011年1月20日開かれ、第一次報告書、ならびに管理理容師・管理美容師指定講習事業ワーキンググループがまとめた報告案を了承した。また、新たに2つのワーキンググループを設置することなどを決めた。

管理理美容師の報告案の他、クリーニング師研修等事業についての報告案も了承した。
報告案は、平成23年度予算編成の関係から年末にまとまっていたが、検討会の場で正式に承認するとともに、検討会としてこれらを第一次報告案とした。

検討会は当初の予定では昨年末に報告案をまとめて閉じる予定だったが、業界振興策として税制・融資などの問題がでてきたため、23年度も継続して行われる。

第一次報告書は、事業仕分けで指摘された既存の補助金事業について、廃止するとともに､新たに生活衛生関係業の振興をはかることを目的に
「ムダづかいを根絶し、持続可能な力強い生衛業を育てる」ために
①事業の有効性・効率性の観点から総点検する
②思い切ったメリハリ付けを行う
・シンクタンク機能の強化、消費者保護・後継者育成
・経営指導員の適材適所、受益者支援
③事業仕分けの指摘の実施
・評価指標の設定、事業評価の実施
・役割分担の明確化（国と県、商工会との機能分担）

また
「生衛業の更なる振興と国民生活の向上に向けた取り組み」として
①規制・振興方策の双方を強化
・ニーズに適応できる衛生対策
・予算・税制・融資の一体的改革
②規制・振興方策の連携強化
・都道府県との連携強化
・基盤整備の推進（情報の共有化など）

を盛り込み、この内容を実現するために
・生活衛生関係営業の振興に関する検討会に税制・融資を検討するワーキンググループ
と、新たに
・地域保健対策検討会
を立ち上げ、具体策を検討する。

第６回生活衛生関係営業の振興に関する検討会（2011年1月20日、厚生労働省12階会議室）

・1人営業の理容店・美容室　9割が管理講習受講済み
http://ribiyo-news.jp/?p=3896

・指定講習事業　4分の3が継続希望　パブリックコメント
http://ribiyo-news.jp/?p=3894

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