ネイルなど「他の理美容サービス」の相談件数は777件
Posted on | 7月 25, 2023 | No Comments
PIO-NET2022年度
PIO-NET(国民生活センター)に寄せられた2022年度の「他の理美容サービス」の相談件数は777件で、前年度比177件(30%)増えた。
「他の理美容サービス」には、ネイル、日焼けサロン、ホワイトニング、アートメイク、セルフ系サロンなどが含まれる。
相談内容は「契約・解約」が多く550件を占めた。以下、「接客対応」305件、「販売方法」212件、「価格・料金」125件、「表示・広告」74件などが多い。
危害相談件数は90件あり、12%を占める。内容は、「その他の傷病及び諸症状」34件、「擦過傷・挫傷・打撲傷」17件、「皮膚障害」17件、「刺傷・切傷」10件、「熱傷」7件などとなっている。
<相談内容>
1、6年前に利用した歯のホワイトニングサービスの事業者が、事業をやめているのにホームぺージをそのままにしているのは問題だ。
2、店員に連絡すると遠隔でマシンや更衣室の開閉をする方式の日焼けサロンで、店員の対応がなかったため閉じ込められた。不満だ。
3、日焼けサロンで年会費を払って会員になったが、他に安いところを見つけた。1度も利用していないが返金してもらえるか。
4、1年前に行ったネイルサロンで施術中に出血したのを思い出し返金申請したら返金されたが個人情報の削除がされず納得できない。
5、ネイルアートの仕上がりの不満を伝えたところ、やり直してもらうことになったが、後日断られた。店の謝罪とやり直しが希望だ。
6、ネイルサロンの予約で間隔が開いたので剥がし料金が高くなると言われ予め告知しているかと聞いたら予約を断られた。納得できない
7、高校生の娘が1100円の広告を見て電話で眉カットの申込んだが5500円を請求され支払ったという。返金してほしい。
8、近くに店が開店すると言われ歯のセルフホワイトニングの契約をしたが未だに開店しない。費用の負担なく解約したい。
9、結婚式のヘアメイクを外部業者に依頼したが解約したい。高額な解約料を請求されたが支払いたくない。
10、ネイルサロンの無断キャンセル料について、予約カードに記載の規定と電話口の説明が異なる。納得いかないがどうしたらよいか。
11、アートメイクで眉の施術を申込み予約が取れたが、インターネット上の評判が悪く断りたい。キャンセル料を払う必要があるか。
2023年7月末時点でのPIO-NETデータ。
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