美容業就業者 29歳以下は減少
Posted on | 8月 17, 2022 | No Comments
年齢男女別就業者数 2015国勢調査
2015年国勢調査によると、美容業の就業者数は38万9210人で、男性9万4700人、女性29万4510人で、男女比は24対76だった。
同年の理容業就業者は18万3620人で、美容業就業者は理容業の2.1倍になる。理容業の男女比は男性10万0540人、女性8万3080人で、55対45の比率になる。
美容業就業者の平均年齢は45.86歳で、男女別では男性40.94歳、女性47.44歳だった。65歳以上の高齢者は6万6460人(17.1%)で、男性6590人、女性5万9870人。75歳以上の後期高齢者は1万6010人(4.1%)いて、男性980人、女性1万5030人だった。85歳以上も970人いて、男性120人、女性840人が現役で働いている。人生100歳時代といわれるいま、美容業は生涯現役が可能な職業といえる。
美容業就業者の年齢層別就業者数(上のグラフ)は、女性は35歳-39歳が3万0930人で最多、男性は30-34歳が最多で1万7110人だった。女性は65-69歳が2万8270人と3番目に多い年齢層になっている。
男女とも29歳以下の就業者は減少している。この年代の国家試験合格者数、免許登録者数に比べても少ないようだ。早期の転廃業が多いものと推測できる。国勢調査の美容業就業者数が美容師数を表しているわけではないが、今後の美容サロン業界にとって気になるデータである。
なお2020年国勢調査は、現時点で美容業など小分類の公表はない。
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