衰退する理容、縮小する美容

Posted on | 3月 3, 2023 | No Comments

令和2年（2020年）国勢調査で、理容師（理容業就事者）は15万2740人だった。1990年調査以降、毎回減少を続けているが、今回も過去最少を更新した。美容師（美容業就事者）は38万7410人だった。美容師も2000年以降、毎回減少している。就業人口数から、衰退する理容、縮小する美容、が見えてくる。

理容師数は、前回調査比-3万0880人（-16.8％）。減少率は過去最高だった。5歳刻みの年齢層では70歳～74歳が2万3990人で最多、次いで75歳～79歳の1万9850人と高齢化が進んでいる。一方、30歳未満は5240人と少ない。このまま推移すれば、ますます衰退する。
男女比は、男：女＝55：45だった。

美容師数は、前回調査比-1800人（-0.5％）。前回の調査では-1.7％だったのに比べると、減少にブレーキがかかった。男性美容師は増え続け、今回は過去最多の9万5310人となった。男女比は男：女＝26：74。徐々に男性美容師の比率が高まっている。

＜令和2年（2020年）国勢調査の主なサマリー／理容師数、美容師数＞
・衰退する理容、縮小する美容
・理容師数は1990年以降、連続して急速に減少、衰退傾向続く
・美容師数は2000年以降、連続して減少するも2010年以降は微減に
・男性美容師数は調査ごとに増え続け、今回は9万5310人で過去最多を更新した

＊1970年国勢調査から、理容師美容師の区分で集計。過去最多、最小などの表記は1970年以降。

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年齢階層別理容師数
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タグ: 国勢調査, 理容師数, 美容師数

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データ＜資料／政府、日本公庫＞

【理美容活動指数／2021年】
第３次産業活動指数より
＜2022年4月20日＞
品目／指数／前年比
理容業／100.6／+7.8
美容業／85.8／+1.7
3次産業／97.4／+1.4
2015年＝100
‥‥‥‥‥‥‥‥
【美容系料金／2021年】
小売物価統計調査より
＜2022年4月22日＞
品目／料金(円)／(前年比)
理髪料／3,606(-2)
パーマネント代／8,335(+22)
カット代／3,624(+22)
ヘアカラーリング代／6,043(+22)
エステティック料金／11,900(-11)
・47都市の料金は、こちら
・品目詳細、料金算出は、こちら
‥‥‥‥‥‥‥‥
【消費者物価指数／2022年】
＜2023年1月20日発表＞
品目：指数(前年比)
総合指数：102.3(＋2.5)
理髪料：100.4(＋0.4)
パーマネント代：100.5(＋0.4)
カット代：101.0(＋0.7)
ヘアカラーリング代：100.6(＋0.2)
エステティック料金：102.5(＋2.4)
＊2020年＝100
‥‥‥‥‥‥‥‥
【美容品目の家計調査／2021年】
1世帯当り年間支払金額
＜2022年2月7日発表＞
品目：金額(前年比)
理容：5079円（+366）
パーマ：2709円（-82）
カット：6237円（+188）
その他：20426円（+1111）
＊家計調査「二人以上の世帯」より
‥‥‥‥‥‥‥‥
【日本政策金融公庫・生衛融資】
＜2023年3月1日発表＞
融資の種類：利率
・無担保融資の基準金利：2.15-3.15％
・有担保融資の基準金利：1.20-2.80％
・新創業融資（無担保）の基準金利：2.45-3.45％
・マル経融資（特利Ｆ）：1.30％
＊上記以外の利率は、こちらから