美容師理容師合わせると73万人
Posted on | 10月 28, 2017 | No Comments
厚生労働省が2017年10月26日発表した衛生行政報告によると、2017年3月末現在の美容師数は50万9279人で施設数と同様、過去最多を更新した。前年度比4581人(0.9%)増だった。1971年には21万6906人だった美容師数は毎年増加を続けている。
理容師数は22万3606人で、前年度比3823人(1.7%)の減だった。理容師数は1976年に26万6531人だったが、1997年に25万2330人を数えて以降20年間にわたり連続して減少している。
美容師が増加する背景には新規登録者がここ数年毎年2万人近くあるためだ。最新の2016年度は1万9005人が新規登録し、3年連続で前年度比増になっている。その一方で、転廃業する美容師も1万人前後いる。高齢による廃業もあるが、若年者の転廃業も少なくない。若年者の転廃業は美容業に限ったことではないが、とくに美容業で多さが指摘されている。
いま美容業界は人手不足がいわれているが、衛生行政報告(厚生労働省)、新規登録者数(理容師美容師試験研修センター)のデータを見る限り、美容業界にとって緊急の課題は離職防止、さらにいえば復職支援だろう。
ただ、美容師理容師合わせると73万人を数える理美容業界、この数字は店舗数と同様供給過剰といえる。
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