理美容店の8割超は現金払い
Posted on | 7月 29, 2022 | No Comments
先進国の中でもキャッシュレス化が進んでいない日本だが、その日本のなかでも理美容店のキャッシュレス化は遅れている。
全国消費実態調査(2019年)による。
同調査は5年に一度行われる調査で、家計調査の約5倍規模で行われるため、信頼度は高いとされている。
現金支払いは、消費支出全体では73.5%だが、理髪料、パーマネント代、カット代は全体を上回り多く、キャッシュレス化が遅れている。他の理美容代は69.0%で全体より進んでいる。他の理美容代には、理美容店の一部サービスが含まれるが、エステ、ネイル、リラクゼーションや大型温浴施設が含まれ、比較的若い人の利用が多いのが影響しているようだ。
消費品目別に集計されているため、理美容店の店舗としてのキャッシュレス化は不明だが、現金支払いは8割を超えるものとみられる。
なお同調査は、コロナ前の調査でなので、すでに2年を超えるコロナ禍でキャッシュレス化が一気に進んだ可能性もある。
支払い方法 : 現金 : クレジットカードなど : 電子マネー
消費支出 : 73.5 : 22.5 : 4.0
理髪料 : 92.6 : 5.8 : 1.6
パーマネント代 : 87.2 : 11.8 : 1.0
カット代 : 80.4 : 17.7 : 1.9
他の理美容代 : 69.0 : 29.2 : 1.9
*クレジットカードなどの中には、掛買い・月賦(電子マネー/ポストペイ)を含む。電子マネーはプリペイドを含む。
タグ: キャッシュレス化, 全国消費実態調査