キャッシュレス化で店販売上も
Posted on | 11月 12, 2019 | No Comments
DI調査 2019年第2四半期「経営取組み事例」
10月から始まったキャッシュレ決済ポイント還元事業、キャッシュレス化で店販が増えるなど思わぬ効果が報告されている。日本政策金融公庫が2019年8月20日発表した「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2019年度第2四半期)「業種別経営取組み事例」より。
以下、理容業、美容業の「業種別経営取組み事例」。
【理容業】
・流行のカットやヘッドスパ等の施術情報や最近の業界の話題、消費税や年金等の消費者の関心事などを掲載した独自の情報紙「お店新聞」を作成・発行している。(岩手県)
・抜け毛を気にするお客様が増加しており、頭皮ケア系のオプションメニューや脱毛防止の販売商品を拡充した。(山形県)
・ホームページのSEO対策やネット広告を行ったことで、スマホを使いこなす若い世代の新規客が増えており、非常に効果を感じる。併せて、改装により店舗のイメージを一新したので、今後は若い男性にもカッコイイと思ってもらえる床屋を目指していく。(千葉県)
・店舗前に、キャッシュレス決済に対応していることが分かる「のぼり旗」を立てたり、店の壁面に写真付きメニュー表示の看板を出したりしたことで、新規顧客の増加に繋がった。(高知県)
・女性客向けに顔そりキャンペーンの企画をした。また、冷やしシャンプーと一緒に台湾式シャンプーの取扱いを開始する広告を店舗前に表示したところ、予約なしの新規客が増えた。(大分県)
【美容業】
・日本髪を結える技術を持つ着付けスタッフを教育し、日本舞踊の会や着付け教室などの新たな需要を開拓している。(北海道)
・国の消費者還元事業に参加するため、キャッシュレス決済を導入し店頭広告したところ、新規の来店客の増加に加え、シャンプー・トリートメントのヘアケア商品の店頭販売への波及効果もあり、客単価が向上した。(青森県)
・高齢者向けサロンとして、バリアフリーを取り入れた店舗にリニューアルし、より安心・安全なサロンとして支持されるよう、接客や施術サービスの拡充に取り組んだ。(茨城県)
・足腰が不自由になった高齢者の送迎サービスを強化している。また、送迎を担当する従業員に手当を支給することで士気が高まり、お客様にもさらに親切に笑顔で対応できるようになるなど、効果が現れている。(滋賀県)
・ホットペッパービューティでのネット予約を始めたことで少しづつ新規顧客が増え、リピーター化しつつある。また、毎日のブログと口コミに対してお礼のメッセージなどを発信し続けている。(香川県)
タグ: キャッシュレス化, 経営取組み事例, DI調査