理美容業の事業承継 意向ありは45%
Posted on | 4月 8, 2022 | No Comments
日本政策金融公庫は2022年3月11日、60歳以上の理容業美容業など生衛業経営者を対象にした「事業承継に関するアンケート調査」結果を発表した。
理容業美容業は、約45%が事業承継の意向があり、約9割が候補を含め後継者がいる。事業承継しない理由は、後継者がいない、業績が悪いが双璧だった。事業承継の打診があった場合の対応については、前向きに検討、検討してもよいを合わせて10%台で、積極的ではないのがわかった。
事業承継の意向(グラフ)
意向の有無:理容業:美容業
意向あり:45.8%:44.9%
意向なし:26.9%:28.6%
現時点では考えていない:27.4:26.5%
理容業:n=201
美容業:n=245
後継者の有無
後継者の有無:理容業:美容業
決まっている:78.3%:57.3%
候補はいる:12.0%:36.4%
いない:9.8%:6.4%
理容業:n=92
美容業:n=110
後継者との関係
関係:理容業:美容業
子ども:91.6%:68.0%
親族(子ども以外):4.8%:7.8%
役員・従業員:3.6%:21.4%
第三者:0%:2.9%
理容業:n=83
美容業:n=103
事業承継しない理由(複数回答)
理由:理容業:美容業
後継者がいない:83.0%:77.4%
業績が悪い:38.3%:22.6%
他の人に任せたくない:8.5%:14.5%
その他:14.9%:17.7%
理容業:n=47
美容業:n=62
第三者から承継の打診があった場合の対応
対応:理容業:美容業
前向きに検討:2.6%:4.2%
検討してもよい:17.9%:10.4%
断る:35.9%:43.8%
現時点では不明:43.6%:41.7%
理容業:n=39
美容業:n=48
【調査概要】
調査時点:2021年12月上旬
調査方法:訪問調査
調査対象:経営者の年齢が60歳以上の生活衛生関係営業を営む企業
有効回答企業数:1,773企業(うち理容業201企業、美容業245企業)
日本公庫『事業承継マッチング支援』の詳細は、
https://www.jfc.go.jp/n/finance/jigyosyokei/matching/index.html
タグ: 事業承継, 事業承継マッチング支援, 日本政策金融公庫