パーマネントウエーブ用剤の減少続く
Posted on | 12月 29, 2021 | No Comments
令和2年 薬事工業生産動態統計年報の概要
パーマネント施術の減少にとも用剤の減少が続いている。令和2年のチオ系パーマ剤は金額ベースで前年比-17.0%、シス系パーマ剤-22.9%、縮毛矯正剤-3.3%それぞれ減少した。
厚生労働省が2021年12月28日発表した「令和2年 薬事工業生産動態統計年報の概要」による。
生産量ベースでは、チオ系-17.6%、シス系パーマ剤-23.2%、縮毛矯正剤-6.5%、それぞれ減少した。
令和2年の生産金額は
チオグリコール酸含有パーマネント・ウェーブ用剤第1剤:1691百万円
システイン酸含有パーマネント・ウェーブ用剤第1剤:827百万円
縮毛矯正剤第1剤:3569百万円
同生産数量は
チオグリコール酸含有パーマネント・ウェーブ用剤第1剤:925,547ℓ
システイン酸含有パーマネント・ウェーブ用剤第1剤:545,783C
縮毛矯正剤第1剤:1,219,813ℓ
近年、チオ系、シス系の用剤は減少傾向が続き、10年前の2012年と比べると、金額・生産量ともほぼ半減している。縮毛矯正剤は令和元年に大きく伸びたが令和2年は減少に転じた。
背景には消費者のパーマネント離れがあるが、一方で医薬部外品でない化粧品許可製品のカール剤が普及している。また縮毛矯正剤の比率が高まっていることから、消費者はカールヘアとストレートヘアを適宜、楽しんでいるのがうかがえる。
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