パーマネントウエーブ用剤 前年を上回る生産
Posted on | 4月 18, 2019 | No Comments
平成29年「薬事工業生産動態統計年報」
厚生労働省は2019年4月17日、平成29年「薬事工業生産動態統計年報」を発表。理美容業界が扱う医薬部外品であるパーマネントウエーブ用剤(チオ系、シス系、縮毛矯正)は、金額ベースで51億34百万円(前年比7%増)、生産量ベースで3279千リットル(同9%増)と前年を上回った。
同省が毎月実施している「薬事工業生産動態統計調査」の結果を年間分として集計したデータ。
パーマネントウエーブ用剤には、チオグリコール酸含有、システイン含有、縮毛矯正剤の3種類あり、調査対象はいづれも第一剤。平成29年の金額と生産量は次の通り。
チオグリコール酸含有剤
金額:18億26百万円(前年比11%増)
生産量:1411千リットル(同14%増)
システイン含有剤
金額:10億21百万円(同-10%減)
生産量:819千リットル(同0%)
縮毛矯正剤
金額:22億27百万円(同12%増)
生産量:1049千リットル(同12%増)
システイン含有剤は生産量は前年と同じだったが金額が下がった。チオ系、縮毛矯正剤とも前年を上回った。
10年前の平成19年(2007年)と比べると生産量、金額とも半減しているパーマネントウエーブ用剤だが、平成27年を底に緩やかな回復傾向がみられる。医薬部外品以外の化粧品許可製品のカール剤も好調と伝えられており、美容業界が一丸となって取り組んでいる「パーマ復権運動」の効果が現れているようだ。
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