理美容業界の新型コロナウイルス 中間報告
Posted on | 12月 6, 2021 | No Comments
昨年来、世界的に感染が拡大した新型コロナウイルスは理美容業界にも大きな影響を与えました。流行からほぼ1年半経過し、各機関や組織が行った調査結果が公表され、理美容業界が受けた影響の輪郭がほぼわかってきました。
調査した機関や調査時期によってバラツキはあるものの、理美容業界全体の売上は前年比で1割ほどの減になります。同じ生衛業種でも飲食業やホテル旅館業が受けたダメージよりは軽微でした。
受けた影響にも差があり、理美容業界全体ではまだら模様といったところです。店舗の立地によっても違いがあり、郊外店ではリモートワークの影響でプラスになった店舗が少ないながらありました。業界全体では、マイナスの影響を受けた店はが7割弱、影響なしが3割ほど、1、2%の店はプラスでした。
マイナスの影響を受けた店も差があり、4割以上落ち込み深刻な影響を受けた店もありますが、多くは10%から20%未満のマイナス幅に収まっています。
業界全体としては、前年比10%程度のマイナスだったと推測しています。
売上の落ち込みは、昨年の4月末ごろ底を打ってから、回復基調が続いていましたが、今年8月の第5波の感染拡大で回復は足踏みし、現在は再び緩やかに回復しています。
今後も順調に回復すればいいのですが、11月に感染力が強いといわれるオミクロン株が新たに見つかり、先行きは不透明です。
タグ: 新型コロナウイルス, 理美容ラウンジ