感染客施術の美容師が濃厚接触者に
Posted on | 4月 5, 2020 | No Comments
新型コロナウイルスの感染拡大にともない、懸念していたことがおきてしまった。2020年3月25日、感性した女性客を施術した美容師が濃厚接触者として陰性が確認されるまで待機することになった。
国は、感染する恐れが高い条件として、
①密閉空間(換気の悪い密閉空間である)
②密集場所(多くの人が密集している)
③密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)
の3つをあげている。いわゆる「3密」である。
ライブハウスや飲食店などは、この3つが揃っていることで、感染リスクが高く、実際クラスター感染がおきている。
理美容店はじめネイルやエステテイックなどの美容系の仕事は、①②はクリアしても③の密接場面での施術になる。ライブハウスや飲食店ほどの危険性は高くないものの、感染の恐れはある。
今回、美容師が濃厚接触者と判定されたのは、③の密接場面の状況であったこと、その状況が約1時間と長く続いたことにある。濃厚接触した美容師の陰性・陽性の判定は不詳だが、少なくとも感染者を施術しただけで濃厚接触者とみなされ、待機になるのがわかった。
万が一、施術者が陽性だったら、来店した客に伝染させ、サロン単位のクラスター感染になりかねない。理美容はじめ美容系職種に携わる人は、まず最大限、自らが感染しないよう努めることが求められる。
とはいっても、無症状の感染者がいるのでは、客が感染者かどうかはわかるはずない。正直ななところ、感染がおさまるのを待つしかない。
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タグ: 新型コロナウイルス, 濃厚接触美容師, 理美容ラウンジ