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理美容業の経営悪化 コロナが直撃

Posted on | 4月 24, 2021 | No Comments

生活衛生関係営業の景気動向等調査 2020年度第4四半期
理美容業の景気動向はコロナに直撃され、急速に悪化している。

日本政策金融公庫は2021年4月20日、生活衛生関係営業の景気動向等調査結果(2021年1~3月期、DI調査)を発表した。
DI_2020_4q
総合指数4期間移動平均(*、グラフ)は、理容業-56.6、美容業-63.6、生衛業全体-67.3で、2020年度第1四半期以降、急速に悪化している。今期の総合指数は理容業-57.9、美容業-61.0、生衛業全体-70.0で、第1四半期に次いで悪い。

景気動向が大きく悪化した原因は、理容業美容業とも利用客数の減少による。コロナで利用を控える客が多く、新型コロナが発生した今年度第1四半期は前期にくらべ理容業で43pt、美容業で54ptと大幅に悪化した。第2四半期以降いくらかは改善されたものの、今期は理容業-75.8、美容業-81.9と大きくマイナス域にある。利用客数が大幅に減少した結果、売上が大きく落ち込んだ。

理美容店の利用を控える傾向はコロナが収束するまで続く可能性がありそうで、理美容サロン業界にとっては深刻だ。

【2020年度第4四半期・理美容業のDI指数】
・美容業
業況判断:-71.3
売上:-70.3
採算:-45.7
利用客数:-81.9
客単価:-35.6

・理容業
業況判断:-72.0
売上:-68.5
採算:-37.9
利用客数:-75.8
客単価:-35.1

*【総合指数4期間移動平均の推移について/上のグラフ】
業況判断、売上、採算、利用客数、客単価の各DIを単純平均し、直近4期を平均した数値。

【調査概要】
調査時点:2021年2月上旬
調査方法:郵送
有効回答数:3119企業(理容業422企業、美容業460企業)

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タグ: DI, 日本政策金融公庫, 生活衛生関係営業の景気動向等調査

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