理容 顧客数の減少 理容業の「経営上の問題点」
Posted on | 8月 10, 2010 | No Comments
日本政策金融公庫が2010年8月6日発表した「生活衛生関係営業の景気動向調査」2010年第1四半期(4月~6月)によると、理容業の「経営上の問題点」のトップは顧客数の減少で75.1%(複数回答)だった。前期の83.3%よりは大幅に改善したが、美容業の67.9%に比べると高水準だ。
理容業では、顧客数の減少は調査以来常に「経営上の問題点」のトップ。客数減・来店頻度の長期化は理容業にとって最大の問題といえる。
顧客数の減少は、平成16年度以来70%台で推移し、リーマンショック前には60%台にまで改善したが、リーマンショック後は70%台に逆戻りし、前期は83.3%と平成16年度以来最悪の数値になった。
また、店舗の老朽化、後継者難の数値は前期より増え、理容店経営者の高齢化がいっそう進んでいるものと思われる。
経営上の問題点 | 理容 |
顧客数の減少 | 75.1 |
客単価の低下 | 29.2 |
原価を価格に転嫁できない | 14.4 |
店舗施設の狭隘・老朽化 | 18.4 |
後継者難 | 11.3 |
従業員の確保難 | 8.5 |
事業資金借り入れ難 | 2.5 |
その他 | 7.6 |
特になし | 7.9 |
(複数回答) | (%) |
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