「医学の祖」ヒポクラテス考案の育毛剤
Posted on | 10月 17, 2018 | No Comments
ヒポクラテスは、紀元前5世紀にエーゲ海のコス島に生まれた古代ギリシャの医師で、科学に基づく医学の基礎を作ったことで「医学の祖」と称されている、と日本医師会のホームページに紹介されています。
かのヒポクラテスもハゲに悩んで、治療法をいろいろと考案したことが伝えられています。
編み出した育毛剤は、ハトの糞、アヘン、セイヨウワサビ、スパイスを調合したもでした。かなり強烈なイメージの育毛剤ですが、効果のほどは伝わっていません。
ヒポクラテスの肖像画(左)を見る限り、効果があったとは思えません。
ハゲを研究し続けたヒポクラテスが行き着いた解決策は、なんと去勢でした。多くの男性を観察した結果、去勢された男性にハゲがいなかったのに気がついた、といいます。
現代の医療倫理にもつながる「患者の生命・健康保護」の大切さをうたいあげた「ヒポクラテスの誓い」を残したヒポクラテスです。観察眼も確かです。でも紀元前5~4世紀のギリシャで去勢が行われていたのも驚きです。
中国の諸王朝で行われていた宦官にもハゲはいなかったといいます。そして、男性ホルモンとハゲは密接な関係があるのは現代医学でも裏付けられています。さすが医学の祖・ヒポクラテスです。
ところで、脱毛治療に使われる某社の医薬品の某成分が特許切れになって、ジェネリック薬品が出回りはじめています。脱毛に悩む男性にとって朗報になるかもしれません。
*ヒポクラテス(Hippocrates)
生誕・紀元前460年ごろ~死没・紀元前370年ごろ。
「医学の父」、「医聖」、「疫学の祖」などと呼ばれる古代ギリシアの医者。
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