理容業の改善目立つ
Posted on | 8月 24, 2018 | No Comments
日本政策金融公庫DI調査2018年第1四半期
日本政策金融公庫は2018年8月22日、景況感を示すDI調査「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2018年第1四半期、4月~6月)を発表した。理美容業は5指標すべてで、前期比で改善した。
理容業は前年同月比もすべて改善したが、美容業は利用客数、客単価がマイナスだった。
サマリーは次の通り。
売上
理美容業とも、前期比、前年同期比とも改善。理容業は前期比より15.6ポイント改善した。
採算
理美容業とも、プラスに転じた。理容業は7期ぶり、美容業は4期ぶりのプラス。
業況
理美容業とも、前期比、前年同期比とも改善。理容業は前期比より31.2ポイントと大幅に改善した。
利用客数
理美容業とも前期比で改善したが、美容業は前年同期比でマイナスだった。美容業は前期比2.9ポイントの改善で客数の回復が遅れている。
客単価
理美容業とも前期比で改善したが、両業とも改善幅はわずかだった。前年同期は理容業は改善したが、美容業は4.0ポイントのマイナスだった。
【各項目のDI】
項目 職種 今期/前年同期比
売上
理容 -18.7 / 4.1
美容 -21.0 / 2.5
全業種 -18.9 / -5.2
採算
理容 1.7 / 2.2
美容 0.9 / -3.3
全業種 -0.5 / -4.6
業況
理容 -6.9 / 6.3
美容 -16.1 / 3.4
全業種 -13.4 / -3.8
利用客数
理容 -24.9 / 3.9
美容 -33.6 / -3.0
全業種 -27.0 / -7.3
客単価
理容 -10.3 / 3.2
美容 -14.0 / -4.0
全業種 -12.7 / -1.8
総合指数(4期足)
理容/ -20.3 / 1.7
美容/ -20.1 / 0.2
全業種/ -17.7 / -0.7
【5指標を平均した総合指数の4期平均移動線】
【調査概要】
調査時期:2018年6月中旬
調査方法:訪問面接
調査対象:3290企業(うち理容業420企業、美容業461企業)
DI調査について
DI=良い(増加、好転、黒字)-悪い(減少、悪化、赤字)
経営者の実感を調査したもので、イメージ的な面が反映されやすい。
タグ: DI, 日本政策金融公庫, 景気動向