理容店のBGM、著作権違反で賠償の判決
Posted on | 3月 20, 2018 | No Comments
札幌地裁は2018年3月19日、日本音楽著作権協会(JASRAC)が札幌市内の理容店の経営者に対し、著作権の侵害で損害賠償などを求めた訴訟で、原告側の主張を認め、理容店経営者に約3万1千円の支払いを命じる判決を言い渡した。
理容店経営者は控訴しない、という。
またJASRACが管理する楽曲の使用の停止も命じた。
理容店経営者は、海外サイトのロイヤリティフリー(著作権放棄)表示の楽曲をダウンロードして流した、と主張したが、地裁は海外サイトの楽曲管理は完全でないとして、著作権侵害にあたるとし、約3年間の使用料金にあたる賠償を命じた。
なお、JASRACは昨年6月13日、BGMを利用していながら、著作権の手続きをしていない178事業者、352店舗に対し、簡易裁判所に民事調停を申し立てた。このうち、163事業者、205店舗が美容室だった。今回の判決は調停にも影響があるものとみられる。
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