「美容業のリセットに着手」 吉井眞人全美連理事長
Posted on | 1月 26, 2018 | No Comments
全美連は2018年1月24日、都内のホテルで第374回理事会で開催した。
冒頭、あいさつに立った吉井眞人理事長は、生衛法成立60周年を迎える今年をリセットの年とし、人材不足の解消、労働生産性の向上などを新たな視点で取組み、3年後の2021年は新しい美容業界に生まれ変われるようにしたいと方針を述べ、「今年はリセット元年、チェンジではなく、業界リセットに取組みに着手する」と決意を語った。
全美連の競技会や全日本美容講師会のTM発表会などに協力した田中雅子さんへの感謝状の贈呈をはじめ各種表彰などを行い、理事会審議に入った。
各委員会報告、「専門職大学」「外国人美容師の就労」などの各案件の報告があったが、なかでも「はれのひ」問題に意見が集まった。
この問題を報告したのは、「はれのひ」本社がある神奈川県の山本政幸理事。一般報道では成人の被害が多く伝えれているが、6人の組合員が技術料の未払いなどの被害に遭い、150万円の被害を被っている組合員もいることなどが報告され、山本理事は県組合として広報などを含めてバックアップしていくことを明らかにした。
「はれのひ」問題に関連して、被害のあった福岡、東京、茨城らの理事が相次いで発言、組合員の被害状況などを報告するとともに、「出張で行う集団美容行為の規制が必要」「これを機会に美容師の行う着付をPRすべき」「全美連として各組合が一丸となって活動すべき」などといった意見があった。
吉井眞人理事長は、着付の主体が美容室から他へ移ったのが原因の一つなどと語り、「着付は美容室で、などのキャンペーンも必要だが、それらを含めて美容業界をリセットしていきたい」と述べるにとどまった。
第374回理事会であいさつする吉井眞人全美連理事長(写真下。会場は、ホテルニューオータニ)
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