客数減が深刻な美容業
Posted on | 11月 29, 2017 | No Comments
<DI調査 2017年第2四半期>
日本政策金融公庫は2017年11月24日、景況感を示すDI調査「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2017年第2四半期、7月~9月)を発表した。
5指標を平均した総合指数・4期平均移動線(下のグラフ)を見ると、理容業・美容業とも前期よりわずかながら悪化した。美容業は5指標すべてが悪化した。客数は2015年第3期以降、マイナス30代が続き、顧客の減少が深刻だ。
理容は前期より採算、客数、客単価がわずかに改善したが、業況の落ち込みが大きく、全体ではわずかに悪化した。理容業は2016年第2期以降、ゆるやかに悪化している。
理美容業の景況判断は、生衛業のなかでも厳しい。
「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(DI調査)2017年第2四半期
【理容業のDI】
売上:-22.9
採算:0.05
業況:-18.7
客数:-27.4
単価:-10.3
【美容業のDI】
売上:-24.3
採算:-0.5
業況:-21.1
客数:-34.4
単価:-11.2
*総合指数の4期平均移動線=5指標を単純平均した数値を総合指数とし、4期を平均して表した。左端は2010年第1四半期
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