用剤の売上からも縮小に転じた美容サロン市場
Posted on | 6月 23, 2017 | No Comments
NBBA(全国理美容製造者協会)は2017年6月22日、会員10社の過去6年間の売上推移を公表した。2010年を100とする指数で、2016年は美容は116、理容は87で、業の衰勢が現れたが、2017年1~3月の直近のデータの対前年比を見ると美容98%、理容108%で逆に理容の好調さが目立つ結果だった。
2016年の対前年比をみると、ヘアカラーの伸長が際立つ。売上はへカラー、パーマ、ヘアケア、フィニッシングの4分野に分けて集計しているが、ヘアカラーは美容107%、理容104%でともにプラスだったが、他は理美容ともマイナスだった。美容では2017年1~3月もヘアカラー以外はマイナスに推移している。
ヘアカラーの売上が伸長したのは、毛染めをホームからサロンに変更した人が増えたためだが、これは「ヘアカラー+カット」のサービスを低料金で提供する業態店を利用する客が増えたためと推察される。
美容はヘアカラー以外、2016年、2017年1~3月と、前年比を大きく下げており、NBBA加盟10社のデータからも、一般の美容サロン市場は縮小傾向に転じたのがうかがえる。
NBBA加盟社の10社
アリミノ
ウエラ
資生堂プロフェッショナル
タカラベルモント
中野製薬
日華化学
日本ロレアル
ビューティーエクスペリエンス
ミルボン
リアル
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タグ: NBBA, ヘアカラー, 美容サロン市場