理容業界上げて女性パーマを
Posted on | 5月 27, 2017 | No Comments
全理連は2017年5月26日、第171通常総会、評議員会を開き、平成28年度事業報告、同決算報告など上程議案を承認した。
事業報告に立った大森利夫理事長は、熊本地震で被災した組合員店に対する義援活動や、国家試験で理容師美容師試験研修センターが仕上り審査に変更したのを、技術維持・衛生への配慮から旧審査に戻したことなどを報告。
また、パーマ論争以来約40年間にわたり理容師による女性パーマができなかったのが2015年通知で解禁されたのを受けて、「これからは理容師による女性パーマの受入れが重要、理容と美容が競争する時代になった」とし、全国理容競技大会第2部競技は女性パーマネントをテーマにし、さらに出場しやすいように配慮しマネキンでの出場を認めたと述べた。大森理事長は「費用がかかるなどの理由で出場選手がない同組があったが、これからはすべての組合から選手を出してもらわなくては困る」と全組合からの出場を促した。
さらに、ニューヘアラインも女性パーマをテーマにした作品にし、「街の理容店で売れるヘアにする」と語り、理容業界上げて女性パーマの取込みに対応していく姿勢を強調した。
一方、平成28年度決算は、一般・事業・5共済・政府補助金事業の8会計連結で収入16億1946万円、支出15億4015万円で、税引き後5854万円の当期利益を計上。余剰金は前期繰越金と合わせ7506万円で、会館積立金に3000万円など各種積立金に充当し、755万円を次期に繰り越した。
一般会計での賦課金収入は月額450円、月平均5万4148人で2億9240万円の決算額だった。これは予算案より460万円の減。
上程議案は、質疑応答なく執行部案通り承認された。
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