補助金で理容業のインバウンド事業
Posted on | 3月 4, 2017 | No Comments
全理連が第170回臨時総
全理連は2017年3月3日、第170回臨時総会を開き、平成29年度事業計画案、同収支予算案を承認した。
総会に先立ち行われた評議員会で上程議案を説明した大森利夫全理連理事長は、平成29年度事業の重点事業として、インバウンド、女性パーマネント、訪問理容の3つの事業をあげた。
インバウンドについては、政府の補助金助成事業として、英・仏・中・韓の4言語で表示した理容店で活用できるパネルの作成、メニューの店頭表示、外国人の毛質に対応した技術や衛生の講習の実施を案として示した。フランス語の表示については、ファッションに携わる理容の仕事としての重要性を強調した。また、国会の関係で補助金助成の実施が遅れる場合は予備費から充当するという。
女性パーマネントについては、一昨年の局長通知で理容師が女性パーマネントをできるようになったのを受け、2018全理連ニューヘアで女性のパーマスタイルを取り上げることにした。「私でも誰でもできる技術(仕事)として、トレンドを一つ取り入れて創作してもらう」と語った。全国大会でも第2部門の競技種目として採用するほか、理容店の女性パーマ、理容師が行う女性パーマの普及をはかる。
訪問理容については、昨年埼玉県が訪問理美容を行う際に県の講習を受けることを条例化したことや、長野県の全市(19市)で訪問理美容の助成を行うことにしたことなどを受け、「高齢化社会を迎え、訪問理容が自治体の助成や介護保険での対象になるような働きかけを積極的にしていきたい」と語った。全理連の全国理美容NPO法人も理容政治連盟中央会と連携していくという。
なお、平成29年度予算案は5共済会計、事業会計を含めた7会計で収支13億1003万円、4441万円の予備費を計上した。
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