パーマネントウエーブ 「したことはない」が「している」を上回る
Posted on | 4月 4, 2016 | No Comments
パーマネントウエーブの落ち込みが続いているが、2016年4月に発表された全国理美容製造者協会(NBBA)「サロンユーザー調査2015年」によると、パーマを「したことはない」女性が、「している」女性を初めて上回った。
同調査によると、パーマの利用状況について、「あなたは現在パーマ(ウエーブ、ストレートパーマ、縮毛矯正)をしているか」を尋ねたところ、
「している」24%
「以前はしていたが今はしていない」49%
「したことはない」27%
だった。「したことはない」が「している」を3ポイント超えた。
グラフでは2004年から記載しているが、2002年にも調査しており、「したことはない」が「している」を超えたのは調査以来初めてのこと。
「したことはない」女性は11年前に比べほぼ倍増した。
「以前はしていたが今はしていない」女性は50%前後で推移しているが、年代別では20代から50代が多い。また「したことはない」女性は10代が55%で他の年代より多い。
パーマを敬遠する理由(複数回答)は「髪が傷みそう、傷むから」が57%と突出して多い。以下、「手入れが大変になるので」26%、「お金がかかる」26%、「施術に時間がかかる」21%だった。
パーマの利用意向についても、「してみたい」「続けたい」の利用意向のある女性は2010年は47%だったが、年々減少し2015年は40%に減った。
パーマネント離れは、「家計調査」、「薬事工業生産動態統計年報」などからも明らかだが、「サロンユーザー調査」でも示された。
「サロンユーザー調査2015年」(女性編)調査概要
調査対象:
①15歳~69歳までの女性、合計5500人
②最近1年間に3回以上、美容室・理容店の利用者(0回~2回はスクリーニングで除外)
調査方法:インターネット
調査時期:2015年10月2日~同8日
タグ: サロンユーザー調査, パーマネント, パーマネントウエーブ