高齢者ほど頭部のカルボニル化進む
Posted on | 7月 10, 2014 | No Comments
ミルボン中央研究所は21歳から65歳の日本人女性の頭皮を調査した結果、加齢にともない頭皮の角質タンパク質がカルボニル化することを発見し、2014年6月に開催された第14回抗加齢医学学会総会で発表した。
2014年7月9日、ニュースリリースで公表した。
カルボニル化は、酸化ストレスによるタンパク質の変性の一種で、皮膚は透明度が低下し、クスミの原因や水分の保持力が低下する。
調査は、テープストリップ法(テープで表皮をはがす方法)で角層を採取し、試薬でカルボニル化の度合いを調べた。
その結果、襟足部や後頭下部では年齢による差異はなかったが、頭頂部は顕著であり、加齢との相関関係が明らかになったという。
加齢化にともない毛髪は細く、弾力がなくなることが認めれているが、同社では頭皮と毛髪の関係をさらに研究し、加齢変化に対応する製品開発につなげたいとしている。
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