BMS制度で組合加入促進を
Posted on | 1月 1, 2014 | No Comments
<平成26年(2014年)年頭所感>
吉井眞人 全日本美容業生活衛生同業組合連合会理事長
新年明けましておめでとうございます。全国の美容業に携わる皆様におかれましては、美容業の振興と発展にご尽力をいただいていることに対しまして、厚く御礼申し上げます。
こうした中で、美容連合会では、多様化・高度化する消費者のニーズに対応して美容業が将来にわたって発展して行くための施策を本年も積極的に推進してまいります。
美容連合会では、連合会ビューティ・マネージメント・サポート制度をスタートします。平成16年と17年は新規美容師免許の登録件数がそれぞれ3万件近くと非常に多くの方が免許を取得した年であり、この方達がこれから10年程度にわたり次々と業界に入って来ることが予想されます。夢を持って開業される方に是非とも組合に加入していただき、健全な経営を続けていただくため、関係団体・企業と協力してこのシステムを実施いたします。
また、現在日本の人口に占める65歳以上の割合は約30%にも達し、今後さらに高齢化は進みます。美容業務の「容姿を美しくする」ということは、外見だけでなく精神的にも若返る効果があることが実証されており、高齢社会を迎えている我が国において美容業は重要な役割を担っているといえます。
美容連合会では、高齢者や障害者の方々に安心してサービスを提供するために必要な知識と技術を修得していただくことを目的にハートフル美容師養成研修を実施しておりますが、今後、高齢者等に対し在宅や介護老人福祉施設の入所者への訪問福祉美容サービスの需要が増々大きくなるとともに、地域におけるコミュニティーサロンとしてのあり方も美容業には求められます。これらの課題への組織としての取り組みを進めてまいります。
さらに、従来の美容サロンの主力施術種目であったヘアスタイルや着付だけでなく、質の高いエステ、ネイル、メイク施術の提供と、まつ毛エクステンションについても消費者の信頼に応えて、美容業務として安心して利用いただける体制を整備しなければなりません。
政府の規制改革の動向等、本年も様々な重要課題を抱えておりますが、各都道府県美容組合と緊密に連係し、事業を遂行してまいります。
皆様の一層のご支援ご協力をお願いするとともに、本年が業界にとって実り多い年となりますよう祈念して新年の挨拶といたします。
タグ: 吉井眞人全美連理事長, 年頭所感