美容業発展のため新たな一歩を
Posted on | 1月 1, 2018 | No Comments
全日本美容業生活衛生同業組合連合会 連理事長 吉井眞人
新年明けましておめでとうございます。
皆さま方には日頃より美容業の発展、当美容連合会の運営と諸事業の推進にご理解とご高配を賜り、改めて厚く御礼申し上げます。
このような状況に対応して政府も賃金の上昇など需要を喚起する様々な施策を講じているところですが、生活者の実感には結びついておらず、美容業界にとっては本年も楽親できる経営環境ではないと考えられます。
我が国は、かつて世界が経験したことのない超高齢社会を目前に迎え、少子化や地方の過疎化の進行と相俟って、国民の暮らし、働き方など様々な分野で大きな変化を余儀なくされることになります。個人経営が多く、地域に根ざした対人サービスである美容業には、地域社会を支える構成員としての役割が今後求められてくると考えております。
昨年は、美容業務が適正に行われることを目的とした美容師法と、美容業など生活衛生関係の営業について美容組合や美容連合会の活動を促進する生衛法が昭和32年に制定されて丸60年が経過した年でした。
この間、個々の経営規模が零細で経営基盤の脆弱な美容業が国民生活の質の向上に欠くことのできないサービスを提供する業として、健全に発展してきたことに組合組織の果たした役割りは大きかったと自負しているところです。
本年は、この節目から新たな気持ちで将来に向かって美容業が発展していくための一歩を踏み出す年と位置づけ、改めて組織の使命を重く受けとめ諸事業を遂行していかなければならないと銘記するところです。
このためには、組合組織を加入率と質の両面で強化することが喫緊の課題であり、各都道府県美容組合、各プロック美容協議会との結びつきの強化と美容師養成施設との産学連携やメーカー・ディーラーの皆様との協力関係の構築など、美容業界が一致して業の振興に結びつける体制作りにも取り組んでまいります。
終わりに、関係各位の変わらぬご支援ご協力をお願いするとともに、本年が皆様にとって実り多い年となりますよう祈念して年頭のご挨拶とさせていたださます。
タグ: 吉井眞人全美連理事長, 年頭所感