理美容店の8割超は現金払い
先進国の中でもキャッシュレス化が進んでいない日本だが、その日本のなかでも理美容店のキャッシュレス化は遅れている。
キャッシュレス化で店販売上も
DI調査 2019年第2四半期「経営取組み事例」
10月から始まったキャッシュレ決済ポイント還元事業、キャッシュレス化で店販が増えるなど思わぬ効果が報告されている。日本政策金融公庫が2019年8月20日発表した「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2019年度第2四半期)「業種別経営取組み事例」より。
キャッシュレス化 美容業42.5%、理容業32.2%が対応
消費税増税を控えキャッシュレス化がすすめられているなか、今年6月時点で美容業は42.5%、理容業は32.2%がキャッシュレス化に対応していることが、2019年9月12日発表された。調査したのは日本政策金融公庫。
美容系サロン利用者の43%は既にキャッシュレス対応
消費税増税にともなう政府の消費軽減対策で理美容業界もキャッシュレス化を推進しているが、理美容サロンを利用する顧客のうちキャッシュレス決済ができず不便を感じたことがある人は、「よく利用する」人で11.9%、「たまに利用する」人で20.9%いることがわかった。また「キャッシュレス決済が利用できれば、もっと物販の購入やメニューの追加がしやすくなる」と回答した人が約4割いることから、キャッシュレス決済の導入は収益向上のポイントになりそうだ。