ヘアサイクルは進化の名残り
毛髪は皮膚の付属器官の一つです。進化の過程で、生物の表皮はウロコになったり、羽毛になったりします。ヒトはケラチンでできた皮膚を中心に、体毛や汗腺などで被われています。
薄毛の原因は「ゴースト血管」?
受容体型チロシンキナーゼ「Tie2」(タイツー)が関係
歳を重ねると多くの人の髪は薄くなります。若いときの男性型脱毛症と違って、年相応、自然の摂理かもしれません。若いころほど気にしません。
でもなかにはクログロ、フサフサの老人もいます。個人差のある世界です。
進むヘアサイクルの科学的研究
動物の被毛は季節によって抜け替わります。ヒトの体毛も抜け替わりますが、季節に左右されることはありません。
毛髪胃石が招くラプンツェル症候群
「トリコチロマニア」(Trichotillomania)は「抜毛症」とも「抜毛癖」ともいいます。「トリコチロ」=抜毛、「マニア」=一つのことに異常に熱中する人(広辞苑)。病気と癖の中間ぐらいと思っていましたが、れっきとした病気で、衝動制御障害に含まれる精神障害の一種といいます。
体毛と発汗作用の関係
髪の毛は10万本、身体全体の毛は500万本あるといいますが、個人差が大きいのでアバウトな数字です。毛髪はもちろん体毛の一部です。
髪は神につうず
「髪は神につうず」と古来からいわれ、畏敬の念を持たれてきました。発音が同じだからかもしれません。
ぬばたま 髪にかかる万葉の枕言葉
新元号「令和」は、中国の漢籍ではなく、日本の万葉集から採用された元号といいます。その万葉集には髪に関する叙述が少なからずあり、髪にかかる枕言葉として「ぬばたま」があります。
三点倒立で「薄毛+メタボ」予防
脱毛と血流との相関関係は古くから信じられていて、薄毛予防、脱毛治療に血流を促進する方法が行われてきました。その一つにヨガの三角倒立があります。
育毛にも効果があるツバメの巣
中国料理の高級食材として知られるツバメの巣は、むかしから美肌の効果のほかに育毛の効果もあるといわれてます。その効果については、科学的に解明されています。
江戸時代の毛生え薬の効果は?
トリカブトを配合した、江戸時代の毛生え薬(*)を紹介しましたが、江戸時代にはこのほかにも各種毛生え薬が考案されています。
インドではメス牛の尿を飲んで育毛!?
日本でも地域によって、いろいろな育毛法があります。がごめコンブを食べる(北海道)、温泉に入る(青森県)、三陸産のワカメを毎日食べる(岩手県)、納豆を毎日2個以上食べる(茨城県)、みかんローションを塗布する(和歌山県)などなど。地域の特産品自慢のようですが、インドでは「新鮮なメスの牛の尿を飲む」という育毛法があります。
江戸時代にあった、劇薬入りの育毛剤
紀元前5世紀ごろには、「ヒポクラテス考案の育毛剤」がありましたが、日本にも江戸時代に強力な育毛剤がありました。
「医学の祖」ヒポクラテス考案の育毛剤
ヒポクラテスは、紀元前5世紀にエーゲ海のコス島に生まれた古代ギリシャの医師で、科学に基づく医学の基礎を作ったことで「医学の祖」と称されている、と日本医師会のホームページに紹介されています。
かのヒポクラテスもハゲに悩んで、治療法をいろいろと考案したことが伝えられています。