理美容ニュース

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まず美容師さんの意識改革を

Posted on | 4月 10, 2013 | No Comments

小山秀男の日々雑感いま、ダンスがちょっとしたブームになっている。フラダンス、フラメンコ、若い人はヒップホップなどなど。熟年世代にはとりわけ社交ダンスが人気で、街のダンス教室は賑わいを見せている。

適度に身体を動かすことで、足腰も丈夫になり、健康にもいい。しかも、社交ダンスはおしゃれも楽しめる。ダンス用のシューズやコスチュームを扱う専門ショップも繁盛している。
社交ダンスの大会や交流会も盛んで、そういう晴れ舞台に参加するときはヘアスタイルも決めて参加する。

美容室にとっても、いい影響があるのかと思いきや、いま流行のウイッグを装着して参加するご婦人が多く、どうやら美容室は蚊帳の外だ。ウイッグの方が手軽なこともあるのだろうが、注文通りのアップスタイルを作れる美容師さんが少ないのが大きな理由だ。

ヴィダル・サスーンのブラントカット以来、美容室はこの半世紀カット&ブローにシフトしてきた。
先日、入社式の模様がテレビで放映されていたが、そこに映っていた新人女子社員は、短い長いの違いはあるにせよストレートヘアばかりだ。パーマやヘアカラーをした女子社員は見当たらない。

働く女性が増えるなか、カット&ブローは社会のニーズに合った技術として、これほどまでに普及したのだろうが、世の中にはカット&ブロー以外のニーズも間違いなくある。
それらのニーズを無視してカット&ブロー一辺倒で突き進んできたのが美容界だ。その結果としてのパーマ離れである。社交ダンスで目にする、装飾性の高いアップスタイルも同様である。
いま美容界ではパーマの復権運動を業界あげて取り組んでいるが、パーマ離れは身から出た錆ともいえる。

この20年来オーバーショップがいわれ続けている美容界、個々の美容店の収益は芳しくない。皆が皆、「右向け右!」のかけ声でカット&ブローに突進しては、カット&ブロー客の争奪戦は激化するのは当たり前で、当然収益は落ちこむ。

ここは一つ視点を変えて、カット&ブロー以外のニーズにも注目すべきだ。
美容業界あげてパーマ復権運動に取り組むのもいいが、まずはその前にカット&ブロー一辺倒の美容師さんの意識改革をする必要がある、と思うのだが。

【小山秀男氏のホームページ】
http://www.koyama-lab.com/

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タグ: 小山秀男の日々雑感

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