理美容の不況は続く <理美容市場動向・2013年1月>
Posted on | 3月 2, 2013 | No Comments
政府は2013年3月1日、2013年1月の理容美容関係の市場動向を示す経済統計を発表した。家計支出はアベノミクス効果で2.4%増加したが、理美容関係ではパーマ、カットが減額するなど景気回復の兆しは見えない。
家計調査(二人以上の世帯)の前年同月比ではエステティックなどを含む「その他の理美容」が11.8%増と改善。理容も1.7%とわずかながら改善した。
しかし、パーマは6.5%、カットは4.4%それぞれ悪化した。
また、物価指数は総合指数(生鮮食料品を除く)が99.1と落ち込み、為替や株価のアベノミクス効果とは裏腹にデフレから依然、脱却できていない。「理美容サービス」(中分類)も99.5と約2年間100を割り込んだまま。
消費者物価指数の元データとなる小売物価統計調査では値動きが少なかった。
【消費者物価指数(理美容)/1月】
<2013年3月1日発表>
総合 | 理美容 | |
指数 | 99.1 | 99.5 |
前年同月比 | ▼0.2 | 0.1 |
パーマ、ヘアカット、理容などを含む中分類データ。総合は生鮮食料品を除いた消費物価。基準年は平成22年。
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【小売物価統計調査/1月】
<2013年3月1日発表>
料金 | 前月比 | 前年比 | |
理容 | 3,544 | 1 | 1 |
パーマ | 7,802 | 0 | 59 |
カット | 3,321 | 2 | 21 |
カラー | 5,590 | ▼2 | 37 |
エステ | 11,523 | 0 | 38 |
*都市別料金を単純平均した数値
*前年比は前年同月比
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【家計調査/1月】
<2013年3月1日発表>
前年比 | |
理容 | 1.7 |
パーマ | ▼6.5 |
カット | ▼4.4 |
美容総合 | 11.8 |
*前年比は前年同月比
*家計調査は「二人以上の世帯」の支払金額を元に算出
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