理美容への低価格志向、一段と鮮明に 2012年10月の理美容市場動向
Posted on | 12月 2, 2012 | No Comments
政府は2012年11月30日、10月の理容美容関係の市場動向を示す経済統計を発表した。それによると理美容サービス(中分類)の消費者物価指数は前月と同じ99.5と低調だった。
これは20ヶ月連続しての100割れ(平成22年=100)。
総合指数(生鮮食料品を除く)も前月と同じ99.8で、日本経済が長期のデフレ下にある。11月に発表された経済指標で日本経済の悪化が示されたことから、理美容関係も当分苦境が続きそうだ。
一方、消費者の支出を示す家計調査(二人以上の世帯、前年同月比)は下表の通りだが、パーマ、カットは利用回数、支払金額とも減少した。理容は利用回数は増えたが支払金額が減ってマイナスになった。
不況経済下で消費者の低価格志向は、一段と鮮明になっている。
【消費者物価指数(理美容)/10月】
<2012年11月30日発表>
総合 | 理美容 | |
指数 | 99.8 | 99.5 |
前年同月比 | 0.0 | 0.0 |
パーマ、ヘアカット、理容などを含む中分類データ。総合は生鮮食料品を除いた消費物価。基準年は平成22年。
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【小売物価統計調査/10月】
<2012年11月30日発表>
料金 | 前月比 | 前年比 | |
理容 | 3,543 | 0 | 0 |
パーマ | 7,779 | 6 | 34 |
カット | 3,306 | 3 | 10 |
カラー | 5,554 | 2 | 6 |
エステ | 11,540 | 43 | 2,528 |
*前年比は前年同月比
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【家計調査/10月】
<2012年11月30日発表>
前年比 | |
理容 | ▼2.1 |
パーマ | ▼7.6 |
カット | ▼7.5 |
美容総合 | 8.0 |
*前年比は前年同月比
*家計調査は「二人以上の世帯」の支払金額を元に算出
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