フランクプロボージャパン社 FRANCK PROVOSTのフランチャイズ事業を展開
Posted on | 11月 15, 2012 | No Comments
フランクプロボージャパンは2012年11月14日、記者会見を開き、これまでFRANCK PROVOSTサロンを日本でフランチャイズ展開していたプロボージャパン社から業務を継承した経緯から今後の事業展開などについて説明した。
フランスに本社を置くFRANCK PROVOSTは、グループ全体で10ブランド2700サロンを展開するヨーロッパ最大の美容室チェーン。世界ではレジスに次いで2位の規模を誇る。
プロボージャパン社は、2005年より日本国内でフランチャイズ事業を行ってきたが、最大で17サロンが参加したものの現在は9サロンと低迷している。経営者は高齢を理由に事業譲渡することを決め、組織力、資金力、さらに継続性などを考慮して、フランクプロボージャパン社を選定したと説明した。
事業を引き継ぐフランクプロボージャパン社は、MASSホールディング社が100%出資する会社。MASSホールディング社はこのほか、きくや美粧堂やKBプランニング社などを傘下にする持ち株会社で、増保憲一氏が社長を務める。
フランクプロボージャパン社の上條啓二社長は、FRANCK PROVOSTのフランチャイズ加盟のメリットや特長を説明し、「FRANCK PROVOSTのブランドイメージを確立し、5年後には40サロン、8年後には60サロンを目標に事業を展開したい」と語った。
FRANCK PROVOSTのフランチャイズ事業には、きくや美粧堂をはじめ、ロレアル、アリミノ、タカラベルモントなどが協力していく。
加盟金は150万円、ロイヤリティは18万円(月)。2店舗目からは割引きされる。
なお、FRANCK PROVOSTブランドのサロンは現在、直営店170サロン、フランチャイズサロン390サロン(以上、仏国内)、海外フランチャイズサロン200サロン、合計760サロンがある。
フランクプロボージャパン
電話03-3461-1448
日本では、欧米のフランチャイズビジネスの浸透は難しいとされている。2007年にヤマノHDと提携して日本上陸した世界最大のレジス(Regis、米、15000サロンを展開)も当初の期待通りの実績は残していない。
日本の美容室経営、美容技術のレベルは高く、安くはないロイヤリティを支払ってまで加盟するメリットが少ないからだ。
FRANCK PROVOSTの日本国内でのブランディングの確立とともに、日本の美容室オーナーに魅力あるメリットが提供できるかが、目標達成の鍵になろう。
タグ: きくや美粧堂, 経営, 記者会見