QBハウス ジャフコへ売却へ 株式公開も
Posted on | 11月 23, 2010 | No Comments
現在、458店舗を経営するQBハウスを運営するQBネットを所有するオリックスは所有する株式を野村証券系のベンチャーキャピタル会社のジャフコ(東証一部上場)に売却する。売却価格は約100億円という。一般紙などが報じた。
オリックスは平成18年、QBハウス創業者の小西国義氏らからQBネットの株式の74%を購入。30数億円と当時報じられている。その後78%まで買い増し、国内外で店舗を増やし会社の価値を高めて、ジャフコに売却するもの。
12月上旬には売却手続きを終え、ジャフコでは残りの株式も買い上げ完全子会社化する予定。さらに、QBネットの株式を公開して利益の確定を狙うと、伝えられている。
QBハウスは、創業者の小西国義氏が当時の理容店利用客が多くがセット料金に不満を抱いているとのマーケット調査をもとに、10分間1000円の新業態店を開発、平成8年に創業した。消費者のニーズもあって急速に業容を拡大した。また同種の専門店が誕生している。最近では女性客の利用も目立つ。
その一方で、理容師法に基づき、流水設備の設置を条例化した自治体では出店が難しいため、全国理容生活衛生同業組合連合会など業者団体は、国民の衛生を守る観点から条例化を求めている。
【キュービーネット株式会社】
東京都中央区築地四丁目1番17号 銀座大野ビル5F
資本金
235,600,000円
従業員数
69名(平成22年6月末)
事業内容
ヘアカット専門店のフランチャイズ事業および店舗経営
【株式会社ジャフコ】(略称JAFCO)
東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 第二鉄鋼ビル
1973年4月5日創業
資本金
332億5,167万3,571円
東証第一部
従業員数
216名(連結)(2010年3月末現在)
タグ: 経営, QBハウス