日本美容福祉学会が第12回学術集会開く
Posted on | 10月 31, 2012 | No Comments
日本美容福祉学会(山野正義理事長)は2012年10月30日、東京・八王子の山野美容芸術短大で、第12回学術集会を開いた。テーマは「その人らしい生き方と美容福祉」。
基調講演は、鳥取県で福祉美容を中核にした福祉事業を展開するNPO法人「楽」の井出添敬子理事長による講演。
福祉美容を核に障害者就労継続支援事業、生活介護事業、地域コミュニティへの取り組み、障害者によるアート制作支援などを行政と連携して展開しているNPO法人「楽」の設立から運営についてを自身の体験を交えながら語った。
NPO法人「楽」は、多機能、複合型福祉事業として、広く福祉関係業界では評価されているが、ポイントは行政との連携にあり、補助金、給付金などの手厚い支援を受けることで福祉事業を軌道に乗せることに成功した。
続いて、北村秀敏日本美容福祉学会事務局長が「訪問理美容に係わる法規制」について、理美容師法の法体系から関連通知にいたるまでを具体例をあげ、法規制の現状とさらに課題について講演した。
このあと、女性高齢者の美容効果をテーマにした研究発表、さらに体験を元にした事例報告が熱心に行われた。
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