パーマ液生産量 平成23年は前年比▼16.5%
Posted on | 8月 21, 2012 | No Comments
厚生労働省は2012年8月21日、平成23年「薬事工業生産動態統計年報」(概要)を発表した。それによると、パーマネントウエーブ用剤(1剤)の生産量はチオ系・シス系・縮毛矯正合わせ3969千リットルで、前年比▼16.5%だった。平成22年の▼18.5%よりは改善したが、パーマの低落傾向は続いている。
チオ系・シス系・縮毛矯正の生産量は、
チオグリコール酸含有パーマネント・ウェーブ用剤第1剤:2258千リットル(前年比▼11.0%)
システイン含有パーマネント・ウェーブ用剤第1剤:1160千リットル(同▼14.0%)
縮毛矯正剤第1剤:551千リットル(同▼36.7%)
だった。
縮毛矯正剤の落ち込みが際立っている。
パーマネントウエーブ用剤の生産量は10年前には10000千リットルを超えており、年々右肩下がりで縮小している。全日本美容連合会では業界あげての「パーマ復権運動」に取り組んでいるが、薬事統計を見る限り効果は現れていない。
しかし、公開情報の医薬部外品データとは別に、化粧品許可製品のカール剤は急速に伸長していると伝えられており、パーマの低落も底を打ちつつある、とみるむきもある。
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