「バランスボール」にオフィスの椅子を変更 中野製薬
Posted on | 4月 18, 2012 | No Comments
中野製薬株式会社は2012年4月から、社員の健康増進を目的に全事業所で使用する椅子を通常の椅子から全面的にバランスボールに変更した。
社員の健康増進に関して積極的な取り組みを行う同社では、例えば、かねてから社員に社内でのエレベーターの使用を控えて階段を使用するように奨励。
また禁煙活動を積極的に進め全社員が非喫煙者となるなどの活動を進めている。とくに禁煙活動については、喫煙の健康被害を社員に啓蒙すると同時に、1993年に「社内分煙」に踏み切り、それ以降も数々の禁煙推進のための政策を進めることによって、2007年に全社員100%の禁煙率を達成。2009年には京都府の「職場で取り組む健康づくり表彰」を受賞した。
また、社内のみではなく、京都府のタクシー業界に全面禁煙を求める署名活動を実施し、1万人の署名を集めて、それを業界団体、京都市、そして国会に請願し、結果として全面禁煙に導くなどの活動も。
そうした健康増進活動の一環として、この度、同社の事業所で使用する椅子を従来の通常タイプの椅子から「バランスボール」に全面変更することを決定し実施した。
「バランスボール」は、PVC(ポリ塩化ビニル)製の風船のようなボールで、直径20cmくらいの小さなものから120cmくらいの大きなものまで様々なタイプがあり、重い荷重にも耐えられるように作られているため、体のバランスを整えるためや筋力トレーニングをするためなどエクササイズに用いられるボール。
もともとは、障害や怪我をおった方のリハビリをサポートする道具でしたが、今ではそうした目的はもちろん、各種エクササイズを行う道具として、多くのフィットネスクラブやトレーニングジムで使用されています。また、インターネット関連のグローバル企業のオフィスで、同社同様椅子の代わりに使用されているという事例や、海外では子供たちの集中力を高める目的で教室の椅子として使用されているといった事例も。
この「バランスボール」を椅子の代わりに使用すると、背もたれがないために自然と姿勢がよくなり、同時にその姿勢を維持するために腹筋や背筋を使用するので、筋力のトレーニングにもつながる。
また、バランスをとるために身体のバランス感覚が養われ、時々ボールの上で上体をバウンドさせ、腕や肩を上下に動かすことで全身をリラックスさせることもできる。
同社では、社員が健康であってはじめてお客様にも最高の製品やサービスをお届けできるという趣旨に則り、今後も社員の健康増進活動に積極的に取り組んでいきたいという。
(情報/ニュースリリース)
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