風疹の予防接種費用を会社負担に 中野製薬
Posted on | 5月 9, 2013 | No Comments
中野製薬といえば、禁煙対策やバランスボールを使っての健康対策など、社員の健康に配慮する会社として知られているが、今回は女子社員を対象に、風疹の予防接種費用を全額会社負担にすることにした。2013年5月9日発表した。
(以下、ニュースリリース)
中野製薬株式会社(中野耕太郎社長)では、国内において20代~40代という比較的若い世代を中心に「風疹」が流行している現状を受け、将来出産を予定または希望されている女子社員を対象に、この5月から風疹の予防接種費用を全額会社負担にて実施することを決定しました。
「風疹」に関しては、最近各種メディアでも報道されております通り、現在国内において昨年以上の流行が報告されております。4月28日現在における患者数は5,442人となり、昨年同時期と比べると「30倍」近くの増加数で推移しているのが現状であり、例年ピークを迎える夏場に向けて更に多くの方が発症するものと懸念されています。
しかも、患者の多くが20代~40代の世代であることが特徴であるため、妊娠初期の女性が感染すると赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」が起こる危険性があると言われております。
こうした事態を受けて、厚生労働省では予防接種の啓発が行われておりますが、全国的に見ると一部の自治体を除いて接種費用を負担するケースが少ないのが現状です。
このような中、弊社では社員が少しでも安心して働ける環境づくりを行うことと母性保護を目的として、将来出産を予定または希望されている女子社員を対象に、今回、最寄りの医療機関で抗体検査を実施することを勧めると共に、風疹の予防接種費用も全額会社負担で実施することに致しました。
尚、今年に入り既に予防接種を受けた社員の接種費用や抗体検査を受けるための検査費用についても対象としています。
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