理容師美容師資格制度 「国民の声」で再び?
Posted on | 12月 27, 2009 | No Comments
「理容師及び美容師資格制度」を「特に緊急性が高いチャレンジテーマ候補」に掲げ、これまでの取組みを総括した内閣府規制改革推進室だが、これまの「あじさい月間」「もみじ月間」にかわり、新たに1月後半より約1ヶ月間、「国民の声」で広く意見を募集することにした。平成21年12月1日閣議決定に基づくもので、12月22日発表した。
国民の声」(ハトミミ.com)は、国民目線での提案や、国家公務員や独立行政法人職員などから、不正や行政内部の密約など不透明な取り決めの“内部告発”を受付けるために開設されたホームページで、規制改革会議が行なっていた要望受付を抱合する形になった。
募集日時、募集要項についてはホームページなどを通じて順次発表するとしているが、発表は年明けになる模様。意見は「国民の声」以外に郵便でも受け付ける。
なお、受け付けた意見は
①必要に応じ、各府省の政務三役に報告する。
②受け付けた意見の重要性に応じ、政務三役等が現地視察、ヒアリング等を行う。
③調査審議の結果を踏まえ、重要案件については、行政刷新会議、関係閣僚委員会等において対処方針を決定し、実現を図る。
としている。
<解説>
内閣府規制改革推進室は、これまでの「あじさい月間」「もみじ月間」にかえて、1月後半から国民の意見を募集することにしたが、「理容師及び美容師資格制度」が改めて土俵に上がるのはまず間違いない。
これまでも何度か上がってきたが、その都度、政権党のいわゆる族議員に働きかけて現状維持を保ってきた「理容師及び美容師資格制度」。しかし、政権が代わってその手は使えない。
となると、現地視察、ヒアリングなどなどの手順を踏んで最終的には行政刷新会議によって決定されることになる。
まだ意見の募集はしていないので、どのような意見が出てくるか見当はつかないが、理容師美容師の混在店など、いままで出された要望よりさらに踏み込んだ意見がでてくることも十分ありえる。今後の動向を注視したい。と同時に業界も国民目線に立った行動が求めれる。
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